戦う姿勢とは?

      T・N

 人と戦うときにはまず、相手の出かたをよく見ます。その時にたいせつなのは相手から目を離さないことです。それと、常に自分に有利な間合いを保つことです。

 目のつけどころとしては、八方目を使って相手の上段から下段まで観察します。

 間合いを保つには相手の腕の長さと自分の腕の長さを目視して距離感を保ちます。

 その時には、攻撃間合いの中で止まらないこと、確実に防御間合いを保つことを心がけます。

 そして、<乱取りは足だ>とも言います。運歩を使って自分と相手の腕の長さを目視して作った間合いを常に作り出す必要があります。攻撃間合いとは目視して作り出した基本間合いから半歩入った距離が蹴りの間合い、さらにもう半歩入ると突きの間合いに入ります。

 防御間合いとは基本間合いから半歩引いた自分も、相手も、攻撃の届かない間合いのことです。これらの間合いを作り出すのは運歩、つまり足です。

 また、突きか、蹴りか、左か右か、上か下か?これに間合いの作り方をまぜ合わせて戦術を組み立てます。ただ、やみくもに手足を出せばいいわけではありません。

 戦術を組むときにたいせつなことは虚実です。かんたんに言うと自分の実を持って相手の虚をつくと良いのです。虚実には①自分の実を持って相手の虚をつく。②自分の虚を持って相手の実をくずす。③自分の実を持って相手の実をくだく。この虚実を駆使して戦術を組み立てます。

 それと、相手のイヤな所をとらえて攻撃を組み立てるには、反面のようですが思いやりが必要と思います。なぜなら、相手のことを機転をきかして思いやれる人はうらを返せば相手のイヤな所を機転をきかして攻撃できるのではないでしょうか?

 相手のイヤな所をコンビネーションでせめるには、機転をきかして攻撃されたら相手がイヤな所を突くのです。

 攻撃するばかりではなく、戦いの中で相手を救う。そんな思考回路も必要と思います。とゆうわけで、やさしい人たろうと思っているボクでした。